かつて自分のカメラとして使ったことのあるコンパクトカメラについて、その時点での感想を特に脈絡もなく書き綴っています。時系列順に記載していないことから、順に読むと多少の矛盾もあります。
かつてはこのようなホームページは多くあり、中には詳細なスペックが掲載されていたり、シャッター音が聞けるようなものまでありました。先人たちのカメラへの愛着とこだわりが感じ取られ、とても楽しく閲覧させていただきました。
今はなきそれらのホームページからすると極めて稚拙な内容ですが、カメラへの愛着を前提にした個人的かつ独善的な記述ですので気に入らない部分があれば無視してください。
・最近ではデジカメとほとんど同義語になっていますが、少し前のものはフィルムカメラになります。中でも昭和40年代ころの製品はまだプラスチックが普及していなかったため、金属製のカメラが多く、今の視点でみると重量感と精密感のあるいかにも機械といった雰囲気を持っています。またこのころのカメラは「クラシックカメラ」というほど古いわけではなく、現代に十分に通用する性能を持っています。
・結果はやはり評判通りでした。解像度の高さは圧倒的なものがあります。色再現性もツァイスです。カメラ本体の造りは悪くはないですがレンズの性能には届いていないと思います。
・レンズはCarl Zeiss Sonnar 2.8/35 T*です。いいカメラですがT2の出番がなくなることはなさそうです。
・KONICA ビッグミニシリーズの三代目です。写りの良さで評判のビッグミニシリーズですが、このカメラはシリーズ中最も薄型で軽量であることから入手しました。
・角型で突起物のないシンプルなデザインで、そのあたりにもこだわりを感じます。向かって左側の黒い部分は電池室で大きな電池が入ります。ここを切り詰めればさらに小型化できたのではと思いましたが、ストロボを発光してみて納得しました。余裕のある電池を入れることのメリットを考えた上でのデザインなんですね。
・レンズはKONICA LENZ 35mmF3.5です。F2.8でない点が残念ですが、まあ無理をして画質を落とすよりはいいかなと思います。
・KONICA ビッグミニシリーズの中のズームレンズ搭載機種です。単焦点の評判があまりにも良いので、ズームについてもその写りを確かめたくなって入手しました。
・コンパクトカメラとしては多少大きめで重さもそれなりにあります。
・レンズは35mm~70mmで無理のない2倍ズームです
・デート機能、DXコード対応、±1.5の露出補正など、他のビッグミニシリーズと同様の機能となっています。
・レンズはNikkorではなくNikon LENSと表記されています。一眼レフ用のレンズと差別化しようとしたのでしょうか。しかしこのレンズなかなか良く写ります。
・露出補正ができないフルオートで、単純な操作のカメラですが、優れたデザインゆえ存在感があります
・デート機能があり、DXコードにも対応しています。
・生活防水仕様であるため、登山などアウトドアにも気軽に持ち歩くことができます。
・ユニークな機能として、ウェストレベルファインダーのように上から覗き込んでフレームすることができます。写る範囲を確認することができます。極めて簡易な構造のウェストレベルファインダーといえばいいでしょうか。高山植物などをローアングルで撮るときに重宝します。
・レンズはXA2と同じD.Zuiko 35mmF3.5で、XA2同様のシャープな画像が得られます。
・1本のフィルムを撮り終わるのに時間がかかるので、どこかのショットに日付を記録しておき、後で整理するときに目印にしています。裏蓋が少し出っ張ることになりましたが、まあ許容範囲でしょうか。
・レンズはD.Zuiko 35mmF3.5です。充分な解像度を持っています。発色も豊かでどこかツァィスの描写に通ずるような雰囲気もあり、私的には気に入ったカメラです。
・このカメラは大変コンパクトで軽量です。カバンの中に入れておいても邪魔になることはありません。おかげで出張などで荷物が多くて最悪の条件でもカメラを置いていくことはなくなりました。
・レンズはCarl Zeiss Sonnar T* 38mmF2.8です。周辺光量が結構落ちますが、これはこれで個性と考え気にしません
・このカメラのレンズバリアも35TiやTC-1同様、1枚板による自動開閉です。パコーンとしまる動作は本体質量の大きさもあってか決してチープな印象はなく、もっか一番稼働率の高いカメラです。
・ツァィスのレンズ(Carl Zeiss Vario Tessar T*28mm~70mm F4.5~8(6群7枚))が使えるということで入手しました。
・ボディの形状が、例えれば"ダルマ"といった感じでゴロンとした印象です。これがどうにも馴染めませんでした。
・解像度は、やはりズームレンズですから、単焦点と比較するのは酷というものかと思います。発色はやはりツァイスです。
・ファインダーには視度調節機能がついているなど、仕様的にはハイレベルなカメラです。
・コンパクトカメラというには少し大きめで、常時持ち歩く通勤カメラには無理かなと思います。
・レンズはCarl Zeiss Vario Sonnar T* 28-56mm F:3.5-6.5です。小雨のお墓参りで撮った写真が花の色が鮮やかでおどろいたことから、このカメラに対する認識が変わりました。曇天などのコントラストの低い場面で威力を発揮するレンズなのでしょうか。
・このカメラのレンズバリアは手動です。つまりキャップをはめる訳ですが、なんとそれもチタン製。さすが"高級機"です。私にはT3とは決定的に違う個性と映ります。そういえば、昔のSP時代のペンタックスも金属製キャップでした。趣味の道具ですから、合理性ばかりでは物足りないわけです。
・大変コンパクトで、これ以上は無理と思えるほど小さなカメラです。おかげで何度か指が写り込んでしまうことがありました。
・レンズはG-ROKKOR 28mmF3.5。解像度は十分です。よく言われるように周辺光量が落ち込みますが、これはこれで私の好みです。
・チタン外装で高級感と精密感があります。その意味で独特の存在感があります。
・このカメラも35Tiと同様、レンズバリアーが1枚板で、パコーンと閉まります。全体的に動作音が大きめで上品な音とはいえませんが、まあ一所懸命に動いていると思えは気にはなりません。
・クラシックですがデザインの良いカメラだと思います。使う場面を考えてブラック塗装を探して入手しました。
・アルミ外装のせいか、思ったよりも軽く、持ち歩きに都合がいいです。
・描写は控えめな発色で独特の雰囲気があると思います。自然の風景よりは街の中での撮影に向いているような気がします。
・時計のようなアナログ表示が特徴のカメラです。造りは大変精密で、針の指し示す位置と文字板の表示が寸分違わずピタリと一致します。この精密感は大変魅力的です。
・チタン製のボディは高級感に満ちており、いわゆる高級コンパクトの中では抜きん出た存在感があると思います。
・レンズはNIKKOR 35mm/F2.8、前玉が大きく感じます。これが存在感のあるデザインにつながっているのではと思います。レンズの描写には特別な印象はありませんが、過不足なくよく写ります。
・スイッチをオフにするとレンズが沈胴してバリアーが勢いよくパコーンと閉まります。この音が心地よく感じます。メカとして存在感のある、所有して満足感のあるカメラです。
・シャッター音は私が知る限りではオリンパス35シリーズの中で最も普通の音がします。何から何までスタンダードということでしょうか。
・レンズはD.ZUIKO 38mmF2.8で解像度はCONTAX T2などと比較しても見劣りしません。このレンズは他の35シリーズには使われていないようです。
・小さすぎず、程よくコンパクトで携帯性に優れています。
・金属製で質感がよく、小さいせいかズッシリとした重さを感じます。
・シャッター音は動作部分の質量が大きいのかボディにこもるような音がします。
・F.ZUIKO 40mm/F1.7の大きなレンズが特徴です。私の好みからするとレンズが大きすぎる様に思います。
・レンズの解像度は高く、OMシリーズの50mmF1.8と撮り比べたところ、ほとんど差がありませんでした。
・シャッターを切るとプシューンというような特徴的な音がします。この音は好みではありません。
・せっかくの大口径レンズですが、開放絞りを活かして意識的にボケを楽しむといったことができません。
・今まで使った固体4台すべての傾向ですが、CDSの劣化による感度の低下によって、露出オーバーになる傾向があります。フィルム感度を少し高めに設定することで補正可能です。
・初めて入手したコンパクトカメラでした。当時使用していたホースマン980のサブカメラとして写真屋の主人から奨められて昭和48年に購入しました。35ECに距離計を追加したもののようです。
・とにかくよく写ります。ときにはサブがメインを凌駕することもありました。フットワークがきくせいでしょうか。
・落ち着いたデザインで金属の質感がいいと思います。水銀電池は入手できないため工夫が必要です。
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