clock.png 2023年6月
2023.6.30
摩周湖

摩周湖は秋口になると霧が比較的少なく、湖面がくっきりと見えることが多くなる。
上から見下ろす位置関係にあることから、湖面のさざ波や色のグラテーションが美しく見える。
特に夜明け前に見下ろす湖面は何とも言えない雰囲気でその存在感に凄みすら感じるほどだ。

2020年晩秋、摩周岳の頂上から日が昇るのを撮ろうとして、位置関係などを計算してベストな日付を割り出し、10月下旬に訪れた。
夜明け前に第三展望台に三脚を陣取り、撮影のタイミングを待っていたのだが、日の出直前になって、ふと下の湖面を見ると窯の底から音が聞こえてくる。風の音の様だが、加えて湖面のグラデーションが何ともいえず美しく、引き込まれそうになるくらいで、これはありきたりの日の出のシルエットよりも魅力的な映像が撮れそうな気がした。
そこで、目的を切り替え、日の出の前後の変化を湖面の映像を主体として撮ることにした。

この摩周湖だが、遡ること約半世紀前、摩周岳に向かって無謀にもバイクで登ろうとした。当時は奥の方に戦中の軍の施設の跡地があり、そこまでは林道が続いていたようだ。"ようだ"というのは、結局、終点まで辿り着けなかったからで、林道に入ってすぐに山砂利のエッジでパンクしてしまい、弟子屈のガソリンスタンドまで8~9キロの道のりをバイクを押すことになってしまった。
今でも同じ場所にガソリンスタンドがある。懐かしい思い出になっている。




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